表記ゆれを nvcheck で自動的に検出する
表記揺れチェッカには何種類かありますが、筆者は nvcheck を使っています。本稿では nvcheck の使い方についてまとめます。
使い方
https://github.com/koron/nvcheck/blob/master/README.md にある README にも記されていますが、ここでも使い方をまとめておきます。
インストール
まず 公式サイト にあるように Go言語の環境を構築します。
次に、nvcheck をインストールします。
$ cd $(mktemp -d); GO111MODULE=on go get github.com/koron/nvcheck
なお Go 1.16 以降では
$ go install github.com/koron/nvcheck@latest
とするようです*1。
すると
$ go env GOBIN
に記された場所に nvcheck コマンドが追加されます。
使い方
対象にしたいテキストファイル file.txt があるディレクトリに dict.yaml を置きます:
正しい表記:
- 誤りの表記1
- 誤りの表記2
# コメント
したがう:
- 従う
したがって:
- 従って
file.txt をチェックしたいときは:
$ nvcheck file.txt
これを Makefile か何かに書いておくと Vim の quickfix 機能で確認できます。
また、次のようにすると file.txt が自動的に修正され、標準出力に出力されます。
$ nvcheck -r file.txt
さらに、-i オプションを使うとfile.txt 自体を自動的に修正できますが、バグがあった際にデータが消失する可能性があります。
$ nvcheck -i file.txt